兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

中高生の皆さん、8月は走り込みですよ。

夏場は一度体を作り直して秋に備える走り込みの時期です。特に中高生は休みに入るので時間もあり、秋へ大きく飛躍する為のチャンスの時期です。是非、頑張ってみて下さい。

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ジュニアの体幹レーニング必要ありません。週に2回クロカンとヒルランで体幹が強く成ります。それ以上は筋肉は超回復の期間を要する為、必要ありません。

可動域を広げる動き作り、必要ありません。走る為の動きはクロカンとヒルランで充分です。それ以上、可動域を広げようとしても、人間が各自それぞれのリズムやバランスを取りながら走る歩幅には限りがあります。それ以上の無理を強いるとオーバーストライド(足が流れ、ピッチが落ちる)や、着地ポイントが体の真下より前に付き足への力みに繋がる。そうすると、ランニングエコノミーと言う原点からそれる事となる。ましてや、逆に故障の要因となります。

何より、劇的な効果が見込まれない2つの練習に長い時間を費やす事で、中長距離に必要な「走る」と言う時間が持って行かれるのが、もったいない。そちらに時間を費やす方が効果が大きい。

中学生は長く走ると故障すると言う指導者がいます。どっかの文献を読んだのでしょうね。私から言わしてもらえば、芝生の柔らかい土の上をゆっくり60分走るのと、アスファルトの上をインターバルやタイムトライアルするのと、どちらが足や体に負担があるでしょうか?

言わずと知れず分かりますよね。ちなみに、骨はある程度刺激を入れると骨自体が自己防衛的な働きをして、強くなろうとします。筋肉は、速い動きよりゆっくりの動きの方が、無理なストレスなくしなやかな伸び縮みをし、尚且つ強くして行きます。

うちのチームの子供達が走り込んでいる割りに故障しないのはその為です。

後、スポーツ理論を身に付けずに指導されている指導者が多く、休養は完全休養を勧める指導者がおります。しかし、回復が速いのは体をゆっくり動かす積極的休養です。お勉強しましょうね♪

走れる時に、無駄な疲労を避け、効率良く走り込む、そして積極的休養、もちろん睡眠と栄養はシッカリ取って、秋の飛躍に繋げていきましょう!