兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

足の可動域についての私の見解

よく、足の可動域を広げるための動き作りや、動的ストレッチをしている光景を目にする。

しかし、それって本当に必要なのでしょうか。

本来、走る時にそこまで歩幅を拡げる事はありません。太ももを上げるのに地面と水平まで行かないし、着地した際に足は前方に振りだしますが、着地の際には体の真下又はやや前まで。

つまり、普通の動きで充分事が足りる可動域なのです。ましてや、ピッチ走法の方は、もっと可動域を殺している訳です。

逆に、もし拡げれる所まで拡げれるようになったとしたら、足の着地は前方に着き、膝や股関節に大きな負担が掛かる事になります。

第一、可動域を拡げる事が重要であれば、バレエの選手は皆さん速く走れると言う事になりますよね。

しかし、実際そうでは無いですよね。逆に故障が多かったり、速く無い方の方が多いのでは…。

ただし、体が堅ければ、足を振りだした時に、急に伸びない大腿二頭筋(ハムストリング)を引っ張る訳ですから、痛める可能性が高くなる訳です。

それ以外は時間を割くだけで、動きに変化が見られるとは思えません。

陸上競技の中長距離種目、今だに、経験重視の未開発な部分が大きいのです。商売絡みの目新しいトレーニングを進める傾向がありますが、そう言った考えにまどわされず、自分なりに善し悪しを判断する力を身に付け、取捨選択する必要があるように思います。

ましてや、詳しい機能を理解してない指導者に、経験だけで指導される事に一抹の不安を感じます。

ちなみに私は、超が付く位に体が堅いです。学生時代の時からそうです。しかし、今の今まで何ら影響を感じた事はありません。