兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

「常識」は「非常識」

走る事において、すべてのセオリー(常識)を否定する訳ではありません。

しかし、あたかもそれが常識かのように言われて来た事が現実に翻される事が多い。

例えば、速く走る為に腕を振らなければ行けないセオリー。しかし、世界選手権で日本のマラソン代表になった浜松ACの安藤友香選手と清田真央選手は腕を振らない…。

これは、100%速く走るのに腕を振らなければ行けないと言うセオリー(常識)が間違っていたと言う事ですよね。

歩幅を広げる(又は同じ歩幅を楽に出す為)→骨盤の左右を前後に揺らす→肩甲骨を動かす→腕を振らなければ行けない

…となってしまっているんです。

しかし実際は、骨盤の左右が前後に揺れていれば、その先の腕を振ると言う行為は必要無いと言う事です。

だいたい、そこまでの連動を上手くスムーズにこなすって難しいですよね。

こう言うセオリー(常識)はメディア受けされた情報や世間の流れに鵜呑みにした指導者に多いのです。

なぜこうするのですかって指導者に聞いて見て下さい。それが常識だからって答えるはずですから。

医学や科学が日々進歩するように、運動生理学も日々進歩しています。

今、常識で通っている事が次の日には非常識になっているかも知れませんよ。

その点で、練習に腕振りの作業は時間の無駄と思っています。

その他にも、インナーマッスルだけを鍛えるコアトレ、補強や筋トレなどのウェイトトレーニング、可動域やリズム感を養うドリルと呼ばれる動き作りは、速く故障無く走ると言う目的には必要無いと思っています。

その話をすると長くなるので、また後日…。

もちろん、私の考えが正しいとは限りません。私がそう思っているだけですので…。