補助的な練習メニューに腕振りってありますよね。よく一生懸命何秒間か必死に腕を振っている、あのメニューです。
あのメニューは何を意味してやっているのでしょうか?
あんなに必死に振っていたらフォームは崩れるし、逆にフォームを意識するのであれば、ゆっくりしたjogの中でとか、流し(ウィンドスプリント)の中での方が全体のバランスの中でフォームを意識できるのではないでしょうか?
有酸素能力を高める為ですか?いえいえ、短時間だとそれほど効果がありません。効果を出す為には、もっと長時間の腕振りが必要かと…。故障で走れない時は別として、それだったらjogの方が効果的だと思います。
OBLAの耐性(乳酸耐性)を高める為ですか?それを意識した練習だったとしたら、腕が動かなくなる位まで振る必要があるのではないでしょうか。それに、スピード練習や速いペースのクロカンなどの方が体全体で鍛えられるかと思いますよ。
腕の筋力・筋持久力を高める為でしょうか?その効果を求めるのであれば、それこそクロカンや、あまり好まないですが筋トレの方が効率良く鍛えられるかと思います。
このメニューは練習としては効果が薄く必要性に乏しいのではと私は思います。昔の練習の名残でしょうかね~。