兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

強くなる為のメンタルトレーニング(平井流)⑤

人は好んで苦しみたいとは思いません。出来れば、楽をしたいのです。そして、楽しい事やワクワクする事は進んで行いますが、楽しくない事やワクワクしない事は、出来るだけ避けたいのです。

それは、トレーニングについても同じです。楽なトレーニングや興味のあるトレーニングは何のためらいもなくやりますが、苦しいトレーニングや、やらされているトレーニングは、楽しさやワクワクさを感じないので、そのトレーニングを避けたり、たとえやったとしても効果は低減します。

そう言ったトレーニングをやる場合、やったら自分がどうなるのかを考えるのです。

出来れば細かく具体的に、そしてやり続ける事でその先どうなるかを。

例を上げて見ますね。

ラソンで3時間25分切りを目指しています。ゆっくりのjogは楽だし、終わった後のビールが旨い。コーチからは上のステージに上がれば上がる程、ペース走的なスピード練習、それも長めを入れた方がいいよと言われた。これをするとどうなるのかを自分なりに考えて見た。レースで楽にペースに乗れそうだ。途中の難所もトレーニングで体験する苦しさとは変わらない感覚で頑張れそうだ。そう思うと、何だか気持ちに余裕が出てきて周りが見えてくるんじゃないか。あっ、声援がハッキリ聞こえてくる。楽しくなり、記録が出そうでワクワクする。そして、もちろんビールが旨い。

こんな感じで、トレーニングをやる事でどうなるかを前向きに考えてみるのです。

人は楽しい事やワクワクする事に対しては鋭く反応します。そのトレーニングをやる事で楽しみやワクワク感が得られるなら、じゃあ頑張ってやってみようとなるのです。

そして、大きな効果が得られるのです。