兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

強くなる為のメンタルトレーニング(平井流)①

人は他の人と比較して、私には彼又は彼女より素質がないからと、すぐに諦めてしまいがちです。

それは、「逃げ」。

自分を潜在意識的に守る為に、「素質」と言うキーワードを使い、乗り越えなければならない壁から、逃げようとするのです。

なぜ?それは、心も体も楽だから。

確かに、人には素質の差はあるでしょう。ただし、それは突き詰めてみて、やりきった後に現れる結果です。

やり始めから、誰に才能があり、誰が劣るのかは分かるものではありません。

例えば、中学で諦める方、高校で諦める方、本当に効果のあるトレーニングを行い、回復を速める手段に徹し、効率を常に考え、バランスの良い食事に気を使い、勝ちたいではなく勝つんだと言う気持ちを常に持ち続けていたでしょうか…。

つまり、まだ中途半端な状態で諦めに入った訳です。

何故なら、そうする事が楽だからです。

強くなりたいなら、しんどいですが、先ずはそう言った気持ちを捨てましょう。諦めが悪い、それが一番大事です。そして、それが一番大きな才能です。

ところで話しは変わりますが、私のトレーニングは、よく参加される方は分かるかと思うのですが、地味なトレーニングの積み重ねです。量を踏む割りにはジワジワ感が満載です。私は下地とよく言うのですが、故障を抑え、人より長くトレーニングが続けられる力を身に付け、一番伸ばすのに時間がかかる有酸素能力を大きく付ける事に力を注いでいるのです。だから、結果トレーニングの効果自体は量の割りに地味に映っているのではないかと思います。しかし、私のトレーニングは本人の走る力と言う器をゆっくり広げている訳で、体の成長後に大きな結果を残しているのは、そう言う訳です。

話しは反れましたが、私のメンタルトレーニングのまず第一は、諦めない心を持つ事です。

レースの結果が悪かったり、ライバルとする子に負けた場合、結果を気にするのではなく、今回の過程で、何が足りなかったのか、次に向けて何をして行くのか、常に前向きに、原因と課題をシッカリ理解し、そして進む事です。

そして、分からない事は自分だけで考えるのではなく、自分にベストの答えが出るまで、他の人を巻き込むと言う事です。

おそらく、私になってしまうと思いますが、何でも聞く事です。

今回の強くなる為のメンタルトレーニングはここまで。不定期になりますが、シリーズ化していきます。