もし、走る事が好きであるのであれば、結果をすぐに求めない事です。
人には色々なタイプがあります。体や心の成長具合だったり、性格だったり、走る事に嵌まると言うか、のめり込むまでに掛かる時間だったり。
結果を早くに出して早くに辞めちゃうタイプもいます。いわゆる、早熟って言うタイプ。逆に、大学まで続けても伸びなかったが、諦めずに続けて40歳代で花開いた方もいます。
本当を言えば、体力的なピークは20歳代、精神的な安定や技術的な向上を含めても30歳代前半に記録を出したい所です。
しかし、そこを過ぎたからと言って能力が限界に達していなければ、ベストが出ない訳ではありません。
もし、全てをやりきれば、最後に能力の差(素質の差)は出るでしょう。それは、仕方の無い事です。しかし、そこまで達する事が出来る人はどれくらいいるのでしょうか。
走る事が好きであるのならば、先ずはどんな事があっても諦めずに続ける事です。
私が思うに、男子で5000m14分台、マラソンで2時間20分台、女子でも3000m9分台、マラソンで2時間50分切りは、才能全てが開花すれば素質関係なく誰でも出せると信じています。だから、諦めずに続ける事です。
例え、そこに到達してなくとも、長く続けていれば、必ず次の目標が見つかるはずですから。
残念なのは、それまでに駄目だってすぐに諦めてしまう方です。未来に良い結果があるのに、現状で諦めてしまうのでしょう。
ここで、早くに結果が出やすい方を私の経験から上げてみます。
・早生まれの方
・成長が早く、止まるのも早い方
・標準的な成長を迎えた方
・気の強い方
・負けずきらいの方
・乗り換えの上手い方
・器用な方
このような方がガンガンとスピード練習で追い込めば、止まる止まらないは別として早い段階から結果が出ると思います。
逆に
・終盤の月に生まれた方
・成長のペースが遅い方
・身長の大きい方
・気の弱い又は優しい方
・マイペースな方
・中々、新しい環境に馴染めない方
・不器用又は頑固な方
これらの方は比較的に遅咲きの方が多いかと思います。
だから、走る事が好きであるならば、絶対に諦めずに、いつか自分が成功するであろうと言う事を信じて長く続ける事です。
現実に、大学まで無名だった女の子が、2018年の神戸マラソンに43歳で招待選手にまで登りつめたのだから…。