兵庫県下に学校主催も含めて多くの小学生対象のジュニアランニングクラブが存在しております。本当にあるべき姿は、将来を見据えたゴールデンエイジ前後のランナーとしての体作りのはずです。
しかし、コーチや監督、そして親御さんの方々が過熱してしまい、クラブチームどうしが凌ぎを削る状態に…。小さい体で無理な負荷を掛けているクラブも少なくありません。
例えば、体の小さい小学生の男の子が1500mを5分切るのは容易ではありません。でも、中学生となり少し体が成長すると、意図も簡単にそのタイムは得られるのです。
その為に小学生の子供達は、その代償にあるべき成長を犠牲にしているのです…。
体が成長過程なのに、スピード練習をガンガン入れているクラブチーム出身の子供達をご覧になって下さい。大半が、身長が小さく伸び悩んでいるか、体の華奢さが目につくはずです。
我がチームでも、そう言ったクラブチーム出身者が在籍していますが、しばらくは伸び悩んでおられます。
我がチームは、県の普及委員会を含め、他クラブチームとの関わりを一切しておりません。関わると競争意識からの過熱が想定されるからです。それでもジュニアチーム(中学生・高校生)の実績は県下一でしょう。
子供の将来を考えるのであれば、小学生クラブチーム同士の競争意識の過熱は避けて当然ですし、上から目線の県の普及委員会に対しては真っ向から対立する姿勢で私はおります。私自身、変人ですから…(笑)。
このスタンスで、将来更なる強い選手を育て磨きあげて行く所存です。