兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

現在のジュニア期の陸上中長距離のトレーニングについて

今日、練習場所でどこかのクラブでしょうか、小学生が堅いアスファルトの上をタイムトライアルのような全力で走るような光景を目の当たりにしました。

 

皆さんはどう思われるでしょうか?成長中の子供達ですよ。特に学生時代に陸上中長距離の人に聞いてみたい。

 

こう言う事が兵庫県の小学生には蔓延しているのです…。

 

あるクラブチーム出身の中学生が私のチームの子にLSDって何?2時間も走る必要あるのって言ったそうです(笑)

 

きっとjogも短くて速く、そして速いスピード練習ばかりしているのでしょうね。速いペースの練習=強くなる練習、そう思っているのでしょうね。

 

皆さんはどう思われますか。

 

昔、私の学生時代、兵庫県は陸上長距離王国と言われました。その当時は競技技術も今より低いし、フィジカルトレーニングや知識も今ほどありません。ましてや、ヴェイパーフライのような高反発な靴は存在してません。

 

そして、疲労骨折や貧血などになる人も少なかったように思います。

 

それでも、今のランナーと大学や社会人になれば変わらない。中には、高校記録が残っている種目もありますね。

 

きっと、兵庫だけでなく、全国がこんな状態なのでしょうね。

 

取り分け速いと感じないですから。

 

だから、世界と離されて行く訳です。

 

その原点が、小学生、中学生、高校生でのトレーニングや生活環境の在り方なのです。

 

日本は鎖国の歴史があり、国内で良ければそれで良いと言うような、世界に閉鎖的な環境な所もあります。

 

色々な国内大会で日本人何位とか軽々しく発言するのは、そう言う所もあるからでしょう。

 

現在も、そしてこれからも、それで良いのですか?

 

もし変えて行くのであれば、競技を始める小学生や中学生から、やり方を変えて行く必要があるでしょう。

 

話は最初に戻りますが、足に負担の掛かるアスファルトの上で、スピード練習は必要無い。ましてや、体の弱い小学生にスピード練習は将来を考えるのであればリスクが高い。

 

それが、私の答えです。