小学生のクラブチームで、がむしゃらにスピード練習を入れるクラブチームは危険です。
子供の体は強くはありません。骨はシッカリしていないし、栄養は体の成長を優先に持って行かれる。激しいトレーニングをすると、数値と言う数値が、必要基準を下回るのです。
例えば貧血、そして疲労骨折。さらには成長をも抑制してしまいます。
ガンガンやれば、今は伸びるでしょう。しかし、小学生の短い足のコンパスの小さい体で、伸びた所で知れています。
中学生で成長してしまえば、すぐに追い付いてしまいます。私は、中学でさえトレーニングには注意を払う必要があると思っています。
人はすぐに結果を求めがち。確かに、どうなるかわからない未来より、今その一瞬が輝く方が、分かりやすい。
そして、その指導者を祭り上げ、その指導者は有頂天になってしまう…。
悪循環です…。
今世界でトップの地位にある東アフリカ勢。小学生で陸上のトレーニングしていると思いますか?スピード練習しているでしょうか?
ちなみに、日本はジュニアでは世界と差がそれほどありません。では、なぜ最終的に大きな開きとなるのでしょう…。
全てではありませんが、それが答えの一つです。
私がどうこう言おうと、選択されるのは個人の自由です。私は、私の考えに共感を持って頂いた方に、全身全霊力を注ぐだけです。
今、共感を持たれない方も、この事を頭の片隅に置いてもらうと良いでしょう。
いずれ、分かります。そして、続けていれば幾らでも修正は効きます。
それに気付いた時…その時おいで。