兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

兵庫県中学校長距離の今と昔

兵庫県の中学校長距離、私が中学時代だった30年以上前と今を比較すると、全然タイム的に伸びていないのが、現状です。

レーニング技術は上がってきているはずなのに…。

変化している事で気付くのは、①少子化、②メジャースポーツ(野球やサッカー等)への流出、③スポーツの多様化、④若年層(小学生)のトレーニングの過度化、⑤学校での練習時間の短縮、故障者の増加、⑥試合の増加。

これらの内容は、繋がっていないようで実は繋がっていて、負の連鎖となっている訳です。

それを考えると、維持出来ているのも凄い訳で、その代償が更に高校での低迷に繋がっていると言っても過言ではありません。

①については、時代の流れですぐに変えられるものでは無く、今の現状では仕方がない所でしょう。

②③については、日本全体の記録の低迷と人気スポーツにする取り組みを日本陸連が怠ってきた結果だと私は思っています。

①②③は、ある意味時代の流れから、すぐには改善出来ない仕方の無い事だと私は思います。

こうした将来有望な原石が弾かれていく中、問題なのは④以降。

特に、そのスタートとも言える④については、改めて改善していかなければ行けない所だと思います。

クラブチーム化の発達と小学生からの他チームとの競争の激化。

その為に、小学生からの過度なトレーニング。そうして、それによる怪我や故障を含めた体と心の成長の阻害。

それらのクラブチームを取りまとめる兵庫陸協の小学生の部署から考えて行かなければいけないのではないでしょうか。

⑤や⑥については、「故障」と言うキーワードで結び付きます。⑤については、短時間で効果が発揮出来る心身に負荷の高いトレーニングへと。⑥については、もっと心身にストレスの掛かる行動だとなるのです。

その結果として、故障が発生し、成長に遅れ、又はリタイアを産み出している訳です。

沢山ある磨けば光る原石のかけらを、一つ一つただの石ころに変えて言った結果が、30年前と今との変わらない結果に、そしてそれより上では更に結果が伸ばせなくなっているのだと私は思います。