兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

悔しかったら、走るしかない

駅伝に出場された方、お疲れ様です。
良い結果で終わった方、思うような結果でなかった方、色々だと思います。

私も、もちろん現役時代に色々と経験して来たんです。悔しい思いも沢山してきました。

その中で一つ経験した事、そしてその日に行った事を上げたいと思います。

それは、大学3年生の関西学生インカレだったと思います。その時は、別の日で先に行われたハーフマラソン、それと専門の1500m、5000m、10000mと合計4種目を出場しました。最初に行われたハーフマラソンは、その前の記録会で初めて走って関大の片山君、田中君の次の3位1時間10分00秒で走れたものですから、入賞(ポイント)は取れるだろうと意気揚々とスタート地点に並んだのを覚えています。しかし、結果は惨敗。はっきり覚えていないのですが1時間13分か14分位掛かったと思います。

本当に悔しかったー。一番悔しかったのは、ポイントが取れなかったと言う事は、学校に貢献できなかった訳ですから。もちろん私がそれだけの種目を出ると言う事は参加標準記録を切っているからだとしても、ことハーフマラソンに対しては私が出場した事で出られなかった選手がいた訳ですから…。

その日は家に帰ってからもモヤモヤしておりました。

そうだ…走ろう。実家の東灘(灘高校近く)から国道2号線沿いを走りだし、JR六甲道前、阪神岩屋駅、生田川、三ノ宮、元町駅、県庁前、更に過ぎた辺りを折り返し実家に戻りました。

そうです。もう一度ハーフマラソンを走ったんです。戻る頃には気持ちも晴れ、すっきりしました。

ハーフマラソンを走った日のレース後にもう一度ハーフマラソンの距離を走るなんてバカなのかも知れません。でも悔しかったら走るしかないのです。

人より少しでも多く…。

私は負けず嫌い。自分の心に納得する為に、走り、練習しました。

その日に同じハーフマラソンを走ったのも、そんな思いからだったと思います。

でもそのお陰で強くなれたし、良い経験もさせて頂きました。それより何より、充実した大学陸上競技生活を送れました。

悔しかったら、走るしかないのです。