今日、大会に出場した。
自分のレースが終わり、上の正面スタンドから何気なく大会を見た。
そこには、中学生、高校生がレースをしていた。
もちろん、当たり前の光景だ。
綺麗なフォームで走っている子、ぎこちない走り方の子、速い子、遅い子。
こちらも当たり前の光景だ。
そう、みんな一生懸命なんだ。
ふと思った。
レースに出る人、練習する人に、速い遅い、強い弱いは関係ない。
走る場は全ての人に平等なんだと。
力が付くと、上に立つと、指導者になると、強い人を見ると、どうしてか強い人に目が向く。
しかし、選手側からすれば、速くなりたい思いや、強くなりたい思いは、力のあるなし関係ないのだ。
私たちは、レース然り、練習然り、表面上の結果だけを見るのではなく、どれだけ今を頑張っているか、そしてどれだけ今まで頑張ったか、その内面も見てあげなければいけない。
結果至上主義、勝利至上主義なこの世の中、本当に大切なのはそこだろうか。
結果が出せなくても、走る意義はある。
結果が出なくても応援する意義がある。
結果に現れなくても、人は進歩する。
私達は、そこを見るべきだ。
走る事に、勝ち組負け組は無いのだから。