トレーニングにはそれぞれの行う目的があります。それは、効果とバランス、そして体調からそのトレーニングを当てはめるのです。
例えば、毎日スピードトレーニングを入れていると、一件強くなりそうに感じます。しかし、回復を怠ったトレーニングはオーバーワークとなり、故障や病気を引き起こすのです。その点を踏まえたバランスのあるトレーニングを積む必要があるのです。
確かに専門家と言うべき指導者にトレーニングの内容は任せて、選手はそれを信じてトレーニングを行うだけでも力は付いていくでしょう。
しかし、人生の中での一瞬のピークを障害少なく進む上で、また自分の体は自分が一番知っている中で、そのやるべきトレーニングの内容を把握し、そして理解する必要性は必ずあります。
そうなる事で、トレーニングへの取り組む姿勢、そして走る事への楽しさを含んだ探究心、更には最終的な結果として繋がって行くのです。
成長期に成長を阻害して、ガンガンとスピードトレーニングをさせる指導者は数多くおります。そして、その代償は必ずその選手のピーク時期の力の差として訪れます。
指導者を選べる方は良いですが、選べない方が大半だと思います。その時、トレーニングの内容と意味についての知識を多く持っていれば、避けられなくても上手くかわす事が出来るのです。
指導者は100%正しい訳ではありません。そして、日々トレーニングに対する考え方は変わっていきます。また、自分の体は自分が一番良く分かるのです。
だから、選手もトレーニングを勉強し、そのトレーニングの意味を考える必要があるのです。