兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

18歳~25歳前後の指導とは

体が出来上がり、さあここからシッカリとトレーニングが積めるピーク前後までのランナーは、トレーニングに対して質と量、そしてバランス、この3つを考えて行かなければならない。

 

質を上げ、量を上げ、そしてその両方のバランスを上手く保たなければ、大きな成果を得られなかったり、はたまた上げ過ぎて故障を引き起こす。

 

レーニング環境も効果を上げる為の重要な要因だ。クロカンを出来る場所、赤土のトラック、土か芝生の道、室内トレーニング場、高地環境も出来れば欲しい。そこに、反発の高いオールウェザーのトラックやアスファルトの道はトレーニングをする上では必要ない。

 

そして指導者は、トレーニングだけでなく選手の為のコンディショニング、栄養、メンタルなどあらゆる情報を取り込み、取捨選択し、自分の指導理論を構築する必要がある。

 

また、選手も様々なトレーニング方法やランナーに必要な情報や考え方を学び、指導者の考えを理解し、指導者と選手がシンクロしなければ効果が高くならない。

 

さて、最初に話したトレーニングのバランスに戻る。例えば400mのインターバルをする。そこに必要な項目は、タイム設定、本数、つなぎ(1本1本の間の設定)がある。

 

例えば、400 m×15本、設定65"、間200m

jog設定1'00"と言った感じだ。本数を10本にすれば設定又はつなぎが上がるだろうし(両方上がるかも)、20本にすれば設定又はつなぎが下がる(両方下がるかも)。

 

でも、本当に大事なのは、体に掛かる負荷であり、その掛かっている負荷の度合いを指導者と選手とで把握しているかにある。

 

極端な話し、どちらも同じ負荷になるなら、どちらでも良い訳で、そこに固執するのは時間の本当に無駄である。(そこが分からない方も大学や実業団の指導者でも沢山いると思う)

 

そんなに計算上で決められる簡単な世界では無い。

 

更に人間の状態はあらゆる条件で、常に同じ状態で安定している訳では無い訳で、同じトレーニングメニューに余裕があったり無かったりが当然である。だから、その日その日のバランスが大切で、感覚を指導者と選手間で共有し、その日のメニューを決める信頼関係が効率良くトレーニングする上で重要になってくる。

 

そうやって、競技に対して指導者と選手が出来る限りを共有して、理解して、どうしていくか、やった事に対しても納得しながら前進する事が効率の上でも重要なのだと私は思う。