兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

摂食障害の怖さ

先日、万引きで捕まった元マラソン選手。彼女が、そう言う動向に向かわせたのが、現役時代から悩ませれた摂食障害の症状によるおそれかもと言う事です。

陸上競技の中長距離種目を含めて、体重に左右され易いスポーツでは、食事を制限して体重の増加を抑える選手の方々がおられます。

特に、成熟期に入った女性選手の方々は体重に対して過剰に敏感になる傾向があります。

体重が増えたから食事を安易に減らす。その行為が積み重なって行くうちに、そうする事が使命感のように感じて来るのです。

だんだん、その行為がエスカレートしていく事で、食べては吐きを続ける過食症、食べる事を恐れて拒む拒食症、いわゆる摂食障害へと繋がって行くのです。

一度そうなってしまうと、中々その負の回路から抜け出せなく長い療養生活を必要とするのです。

今回のこの事件の原因の可能性に摂食障害が考えられるとなると、尚更その怖さが感じられますね。

チームのメンバー、特に育ち盛りの中学生・高校生の皆さんとそのご家族の方々、体重や体脂肪が気になるかと思いますが、決して増えた事での食事での過剰な制限には気を付けて下さいね。

体重が増えたら食事で減らすのでなく、運動量を増やし(中長距離選手ではjogの量を増やす)、体重・体脂肪を落とす事と代謝効率を上げる体質改善をお薦めします。

https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20170822-00074823/