陸上競技と言うスポーツは世界でもおそらくほとんどの方に知られているスポーツである。
そして、マラソンなどのランニングを取り入れる長距離種目は、健康やストレス発散、競技力の向上など様々な目的で行う生涯スポーツである。
ただ、厳しい話しになりますが今の日本の現状、陸上競技はマイナー競技です。決してメジャー競技ではありません。
関東大学駅伝の箱根駅伝が唯一大きな視聴率が取れるお化け大会のようになっておりますが、それも放送局が話題を膨らまして大きくなったようなものです。
例えば、私の大学の後輩である武井 壮君をご存知の方は多いでしょう。ですが、10種競技をしている時の彼をご存知の方はどれだけいるでしょう。
俳優の和田 正人さんは有名ですが、箱根駅伝を走った彼をどれだけご存知ですか？
陸上競技の選手の認知は日本ではそんなものです。
現役選手で日本で認知されているのは100mの桐生 祥秀選手、サニブラウン・アブデル・ハキーム選手、マラソンの大迫傑選手、設楽悠太選手と言った所だけでしょうね。
残念ですが、それが日本の現状です。
ただ、私が言いたいのは、その現状に負けないで欲しい。そして、その現状を競技をされる若い皆さん、それに携わる陸上関係者、教えている指導者、陸上競技を良くしようと考えるメディアの方々や企業の方々で変えていって欲しい。もちろん、私もその中に入らなければならない。
そして、スポーツの位置付けがそう言う現状だと言う事を理解し、競技者や指導者は横柄な態度を取らず謙虚に競技に取り組むべきだと思います。
身内では知られていても、世間では｢誰？｣なのだから。
その謙虚さからが、私は日本中、世界中に広がる第一歩だと思います。
そして、そうでない人はいずれ淘汰される、｢消える｣と言った方がいいかな。
｢昔は…｣、と思い出だけにふけっている人になりたく無ければ、まずはそこから変えて行きましょう。
それは私にも言える事であり、心に止めておかなければならない事です。
