兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

アイシングについて

普段から日常的に練習後や試合後にされて来ましたアイシング、それが間違いであると言う研究成果が、神戸大学の研究チームによって報告されました。

そもそもアイシングを行う目的は、使われた筋肉や故障した筋肉の炎症を抑えるのが主でありました。しかし、そのアイシングは炎症を起こした筋肉の修復を妨げる事が明らかになったのです。ですから、アイシングはダメージした筋肉の回復には良くないと言う訳なのです。しかし一方、炎症を抑える為には重要ではないかと言う事が言われるかもしれません。しかし、体から発する痛みは体を守る為のアラート。それを無理に止めた所で、筋肉の修復が進んだ訳ではないし、逆に痛みが治まった事を理由に無理して故障が長引く恐れが生じる訳です。

アイシング全てが悪いと言う訳ではありません。ただ、鵜呑みに筋肉疲労や故障した場合にアイシングをすると言う行為が全てと言う固定概念は捨てるべきだと言う事です。

このように、肉体的、生理的な考え方は時代とともに目まぐるしく変化します。常に現在の考え方をキャッチして、固定概念にとらわれず、効率的、効果的なやり方を進めていかなければいけません。