脳から体に対して様々なホルモンが分泌される。
走る向上にも今だ詳しく解析されていないこの領域は今後の重要なカードになるはずだ。
深層心理を問う心理学がスポーツの大事な局面で大きく発揮し、その重要性が表面化しつつある昨今、その元にもこの脳内ホルモンの影響が関係していると言えよう。
脳内ホルモンの種類には、7種類。
①ドーパミン、②ノルアドレナリン、③セロトニン、④アドレナリン、⑤アセチルコリン、⑥メラトニン、⑦エンドルフィン。
ここで、その脳内ホルモンの特徴を上げてみよう。
ワクワクしたり、やる気が出る時に分泌されるホルモン。
どうしようとか、ヤバイとか不安に感じる時に分泌されるネガティブなホルモン。
リラックスした状態の時に分泌されるホルモン。温浴など気持ちがほんわかしたくつろいだ状態の時に分泌される。
④アドレナリン
興奮状態の時に分泌されるホルモン。火事場の馬鹿力のように体の動きのセーブされたリミッターを外す事も起こせるホルモン。
一瞬の閃きを司る性質のホルモン。暴走モード化するアドレナリンに対してブレーキを掛ける役割もある。
深い眠りに入った時に分泌されるホルモン。回復する時に分泌される。
⑦エンドルフィン
ランナーズハイのような体がゾーンに入った時に分泌されるホルモン。
これら7種類の脳内ホルモンのうち、ホルモンで走る能力の向上に重要と思われるのは、ドーパミン、アドレナリン、エンドルフィンの3種類だと私は判断する。
つまり、疲労が溜まりしんどい状態でも「今が楽しい」と思い続ける。そして、その状態が興奮状態にまで念じ込み、頂点に達するまで上昇期間、体は疲労を忘れた思いもよらない力をレース内で持続とパワーで発揮する。
私は、今だ解明されていないこの力が、走る向上においての1つの役割を放つ日が来ると思っている。
私の考えに共感してくれる方は、是非走る際には「超楽しいー」と言うポジティブな思いをレース中考え続けた状態で挑んで見て下さい。
きっと、レースの結果にプラスに繋がるはずです。