鉄剤注射…、はっきり言って合法ドラッグと一緒です。
使った所で、法的には罰せられない。使えば、酸素との結び付きが強くなり、エネルギー効率が上がる。魔法の注射です。しかし一度使えば、それに頼らざるおえない、指導者とその競技者。合法ドラッグのように身体が欲する依存ではなく、使わなければ成績が出せないと言う精神的な依存とでも言う所でしょうか。
しかし、そんな便利な物、体への代償がない訳がない。使えば使う程、肝臓を始めとする内臓にダメージを与えるのです。そして、体はボロボロに…。
鉄剤注射を使う指導者は目先の勝利の為に、そして自分の営利、権威を高める為に、そして所属先の名声を高める為に、教え子の将来と体を犠牲にしてまでも使用してしまうのです…。
私もその注射を一緒に打つとでも言ってみろ!害があると分かっている物、よう打たんやろ!だったら教え子にも使うな!(私の心の叫び)
日本陸連にも問題はあります。
今回、全国高校駅伝で使用したかどうかを調べるとアクションを起こした事については評価に値します。
しかし…、なぜ今年すぐではなく来年からなのか…。
やっている競合校があまりに多すぎて、大問題になるのを恐れ、逃がす為の救済措置を取っているようにしか思えない憶測が私の中で思ってしまいます。
なんとも、歯がゆいですね。
また、女子アスリートが特に多い体重制限についても私は問題提起したい。
体重が軽ければ、物理的に速くなるのは分かります。自分の体、自分の意思で犠牲にするのは、仕方ありません。それは本人の意思ですから…。
しかし、指導者がそう指図するのは、許せない。明らかに自分の地位を守る為の行動ですから。
女性で体脂肪8%とか4%とか、どうなると思います。
確かに速くなるでしょう。
しかし、その代償でホルモンバランスが崩れ、女性だったら生理が止まったり、骨がもろくなったり、鉄欠乏性貧血になったり、情緒不安定になったりで、体の正常な働きに支障をきたすのです。
そう仕向ける指導者のあなた、教え子と一緒に自分も体重制限してみな!
好きなものを食べるのを止め、食事量を極端に減らし、お酒もやめ、ご飯やパンなどの炭水化物を控え、毎日野菜と鳥のササミばっかり食ってみな。
生きている気がしないでしょう。
あなたが教え子にやっている事は、そんな事です。指導者自身が出来ない事、教え子にするんじゃない。(これまた、心の叫び)