兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

指導者のエゴイズム

こう言う指導者はエゴイズム(利己主義)の強い指導者なので、注意した方が良い。

 

①やたら、レースに出場させる指導者(先生)。

レースと言うのは、もっとも体に負担の掛かるものです。例え、今日は耐えられたとしても、疲労や負荷の蓄積は残る。教え子の体を真剣に思うならば、レースの連闘は絶対にしない。それをさせると言う事は、教え子に無理をさせても、自分に何か(実績)見返りを期待させている方です。そう言う方に限って、教え子が故障した際には、何もしてくれない。

 

②小学生や中学生や高校生に自分の大学や実業団時代の練習を経験則で教え子に落とし込む指導者。

自分はこれで強くなった自負、又は強豪校でやってきた練習と言うプライドの自負から、そっくりそのまま、あるいは少し落とした練習メニューを教え子に落とし込む。けれども、各年代の指導はそう簡単なものではない。強度が高すぎた練習は教え子の故障や体の成長の阻害、精神的なストレス、今後の伸びを殺す。そう言う指導者に限って、そうなってしまうのは、本人の能力のせいだと言う。

 

③教え子を怒鳴りつける、更に暴力を振るう指導者。

昔の指導者に良くあるタイプです。又は、そう自分が教わってきたから、自分もそう教える。競技知識やトレーニング知識の乏しい方に多い。理由を説明できなかったり、教え子に突っ込まれたらよう返せないなどで、指導者と教え子と言う上下関係を利用して権力を振りかざす。非常に残念な人です。

 

④進路先でつる奴

教え子達にとって、次に向かう進路は喉から手が出るほど欲しいカードだ。それを逆手にとり、自分の言う事を聞かす奴がいる。中学から高校、高校から大学や実業団。そのどこにでも存在する。クリーンなイメージを醸し出している奴でも、そうだ。強豪校?そう言う場所にはそう言う奴が多い。そいつだけが悪い訳ではない。前任、そのまた前任、代々受け継がれた伝統?それが、そう言う事への当たり前を染み込ましてしまっているのだ。その歪んだ関係に信頼関係は生まれるはずはない。

 

⑤最後に

勝つ為には手段を選ばない指導者がいる。それは日本でも世界でも少なくはない。ドーピング、鉄剤注射。排除する条例が決定しても決定しても、それをすり抜ける薬物や方法が次から次へと現れる。そもそも、協会自体に本気で取り組む姿勢が感じられない。だから、指導者は躊躇する教え子にも手を染めさす。教え子達も喉から手が出るほど勝利や記録が欲しいので、指導者の悪魔の囁きに乗ってしまうのかもしれない。本当は、指導者が教え子の未来を考え、安直に手を染めようとするのを止めるべきなのだ。それが本当の指導者であり、指導者と教え子の信頼関係だと思う。それで、例え結果が伴わなくても、一生背負う罪の意識から免れるのだから…。