先日、ベルリンマラソンにてエリウド・キプチョゲ選手(ケニア)が2時間1分39秒の世界記録を樹立しました。奇しくも日本人が日本記録で沸き上がった同じ年、15年掛けて5秒縮める間にわずか4年で1分18秒を縮めてしまいました。
この結果を見て、日本人の反応は、日本人ランナーの反応は、日本人指導者の反応は、そして日本陸連関係者の反応はどう感じたのでしょうか…。
ちなみにハーフマラソンの日本記録は設楽悠太選手の1時間00分17秒です。2位が佐藤敦之元選手の1時間00分25秒。悲しいかな、時代を越えてリレーした所でエリウド・キプチョゲ選手には勝てないと言う訳です。
さてこの事実から、同じようなやり方で上澄みだけの強化を図った場合、世界のレベルに追い付くと思いますか?誰しもが感じるでしょうが、このままでは逆に差は広がる一方でしょうね。
諦めないで挑み続けるのであれば、競技を始めるスタート地点、いやそれ以前からの心身の成長過程から見直す必要があると思っている人は、私だけでなく多いのではないでしょうか…。
パワハラ問題にビクビクする前に、日本陸連の古い考えや体質を変えるべきだと、そして真のジュニアの育成に乗り出すべきだと、他人事ですが思う次第です。
日本陸連が行わなくても、私のチームの子供達には、信念を曲げずそう言った育成に励むつもりです。例え今すぐに結果が出なくてもね。
時間は掛かっても、世界に通じる子を育て上げてみせます。