兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

強くなる為のメンタルトレーニング(平井流)③

練習や試合で結果が悪かった際に、結果に対してにのみ敏感になり、ひどく落ち込み、「ダメだった。」と言う言葉だけを発していませんか?

夢を到達する為の途中の結果は、あくまで通過点に過ぎません。大きくくくってしまえば、極端な話し良くても悪くてもどうでもいい事です。

大事なのは、何が良かったのか、何が悪かったのか。明確に原因を検証し、次に繋げるプロセスが大切なんです。それも事細かくね。

例えて言うならば、穴が空いている水道管の穴を一つ一つ塞いで行き、全ての水を漏れなく供給者に届ける、と言った感じです。

この例えだと分かり易いかと思いますが、100%の力が最後に発揮出来ると言う事です。

一つの練習や試合で出した結果を検証して行く。そうすると、何故そうなったかと言う原因が多く分かって来るはずです。

例を出して表現してみますね。

2018年8月26日 日曜日 10時30分 天候晴れ 気温29度 南の風5m 西区中学総体予選1500m女子。スタート直後すぐに先頭のペースに惑わされずに中位につける。ペースは速かったものの、割りと上半身に力みなくレースを運ぶ。800mから目標とする先輩に離されペースダウン。ラストで他校の知り合いに追い付き追い抜かせそうだったのでペースアップ、最後は前から落ちてきた先輩も交わせそうだったので諦めず、交わしてゴール。

良かった点…いつもより上半身がリラックスした走りだった。落ち着きもあった。最後は集中力を取り戻した。良いレース運びが出来た。

悪かった点…中盤、先輩に離された時に集中力を欠いた。もう少しラストが出せたように思う。

この良かった点と悪かった点から、次回の対策を脳と体に植え付けるのです。

次回は、スタートから今回同様リラックスしてレースに挑み、最初から最後まで集中力を切らさない。ラストは1200mから思いきってスパートを掛け、最後まで走り抜ける気持ちで走る。

まあ、こう言った感じです。

そして大事なのが、その検証を検証だけに終わらせず、完璧には無理ですが、次回に少しでも考えている方向に近付ける事です。

こう言う行動する中で、心と体がプラス思考の前向きな姿勢に変わって行くのです。