小学生のランニング指導とは、全ての年代に言える事ですが、先ずは走る事を楽しむ事です。そして、走る競技に興味を持たせる事だ。
この時期の子供達はタイムや順位は必要ない。何故なら、陸上競技全体から見ても競技人口は知れているし、成長の早い子が速いのだから。
そして、無理をすればする程、成長を阻害し、将来有望だったかもしれない子の芽を摘んでしまう。
小学生と言うこの時代の子供達は、
色々な動きをして体を使って遊ぶ>ゆっくり走って有酸素能力を高める>あまりにも走り方が悪い時は少し修正する(出来る限り自然に)
と言った順に、トレーニングを促す必要がある。
ましてや、スピードトレーニングは、ほとんど必要ない。
トレーニング技術や、靴やウェアなどの性能の発達が伸びる中、日本のトップレベルが中々伸び悩んでいるのは、小学生と言うこの時期から走る事に興味を持った子の才能を、何らかの形で芽を摘んでしまったこの時代の指導者の責任が大にある。
小学生を指導する指導者は、その子の将来を考えるのであれば、そこまでの事を考えて指導すべきだと私は思う。
途中経過だけ良ければ…と考える指導や子供達、そしてその親達は、小学生でやりきれば良い。