兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

ランナーと時間の有効活用について

中長距離ランナーは、トレーニングに時間が必要、ですから他に何もしたい事が出来ないと錯覚されていないでしょうか。先に言っておきます。トレーニング時間は2時間から3時間あれば充分です。何故なら、その時間内で運動負荷を体に与えられるからだ。それ以上は、非効率かオーバーワーク。考えてみてください。キロ6分で走っても3時間で30km走れる訳です。それで、単純に月間走行距離は900km。マラソンでも通用する走行距離です。ポイント練習であれば、もっと時間は短縮出来ます。つまり、それ以上時間を費やす学校、実業団、個人は非効率で無駄な時間を費やしている訳です。

1日24時間ある訳ですし、生活に必要な時間を割き、尚且つトレーニングに時間を割いても、数時間の余裕ある時間は確保出来る訳である。

何が言いたいかと言うと、トレーニング以外の時間も持つべきだと言う事です。例えば、学生ならアルバイトや車の免許を取る、社会人なら資格や違う趣味に時間を割くなど。彼氏彼女を作り、それに時間を割くのも良い事だと考えます。

競技を疎かにしろと言う訳ではなく、上手く時間を有効活用し、色々な経験値を積んだ方が人生にとって良い事だと思う訳です。極端ですが、犯罪を犯したり、常識を逸脱したスポーツ選手がちらほらいます。それらは、競技以外の世界に経験が乏しい事も原因の一つではないでしょうか。競技だけに打ち込むのが美学と考えられるような風潮も無くはないのですが、人生からすれば競技に携わる時間はほんの少しです。大半は、それ以外の時間です。ですから、狭く深くの分野以外にも、広く浅く色々な経験をする事も生きていく上で重要だと思うのです。

競技者の前に、一社会人です。指導者や、学校、企業は、競技だけに時間を費やす訳ではなく、そう言った時間も作ってあげ、解放してあげるべきではないかと私は思うのです。