兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

留学生ランナーに対して

昨年暮れの高校駅伝の逆転劇、箱根駅伝での活躍、東アフリカの留学生ランナーに対して、世間での批判をよく耳にする。留学生枠を廃止にすべきだのと言う事も言われている。ですが、私はその意見や反応に対して批判的だ。そもそも、区間を限定したり、出場枠を制限する事自体どうかと思う。その時点で日本人ランナーは留学生ランナーに敵わないと協会関係者を始め世間一般の方が決めつけているのである。

日本人は保守的だ。同族を守ろうと働く。しかし、本当にそれで良いのだろうか。留学生ランナーは走る環境を求めて、貪欲な姿勢で日本に来てトレーニングを積み、レースに参加する。それに引き換え、日本人ランナーは不利な状況だとルールを変え、日本人に良いように働き、そしてその状況下で勝ち誇る。

これでは、強くなるチャンスを逃してしまう。いつまでたっても、世界に追いつかない。

負けたら良いのです。ボロボロにされたら良いのです。留学生ランナーだらけになったら良いのです。負ける事から人は何かをつかみ、何かが生まれ、そして強くなるのです。悔しさが人を強くするのです。せっかくの良い環境、利用しない手はない。そうすれば、絶対強くなるはずです。

留学生ランナーだらけになると、世間の興味や関心が薄れる。そうなると、メディアが取り扱わなくなるのを協会関係者は恐れているのかもしれない。

だとするのならば、日本はやはり保守的なのだろう…。