先日、何かのキッカケからかFacebookにて多くのケニアのケニア人ランナーから友達リクエストが届き、友達となりました。そして、その中の数人からメッセンジャーで連絡が届き、簡単な会話をしました。
1人の方は21歳の男性ランナー。1500mが3'42"、800mが1'46"、日本だったら今年度トップレベルかな。本気か冗談まじりかは分かりませんがケニアでコーチに来て私を指導してくれと言って来ました。
もう一人、20歳の女性ランナー。この方は、日本で一緒に走ってくれと。おそらく、日本に引っ張ってくれと言う意味合いなのでしょう。
もちろん、私にそんな権限やそう言う状況や度量でもなく、丁重にお断りしました。
しかし、この一連のケニア人ランナーの行動から、どれだけ走る事で生活を得るのに必死かつ貪欲かと言う事が伝わる次第です。
もちろん、ケニアでトップランナーと言う訳ではないでしょうし、それでいてそのタイムなのだから、どれだけケニアのレベルが高く層が厚いかを思い知らされました。
それに引き換え、日本、そして日本人。閉鎖的と言うか、保護的と言うか。日本人以外の海外の人のレースを制限したり、日本人と海外の人のレースの順位を分離したり。
確かにケニアやエチオピアなどの東アフリカの留学生は強いです。ですが最初から負けを認めるのではなく、せっかく高いレベルの人と勝負出来るのだから、心も体も叩きのめされたらいいんです。そこからジワジワ這い上がる事によって、世界のレベルに近づくのだと私は思っています。
そうなって行かない事には、日本の選手はいつまでたっても、追い付かないでしょうね。