兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

保守的な日本長距離界

先日終えた東京マラソン、7位で山下選手がゴールしました。優勝ではなく7位。それでも、7位と言う言葉よりも日本人1位と言う言葉をメディアは取り上げる。これは今に始まった事ではなく、どんなマラソン大会でも、どんな国内の主要大会、日本選手権、日本インカレ、インターハイなどでも日本人何位と言う言葉を使い、日本人選手を擁護するような形をとる。しかし、今回の東京マラソンでも現実1位から6位までは海外の選手。当たり前の事ですが、事実である7位と言う事を表現として表に出すべきだと私は思います。海外選手に対して負けて当たり前、始めから白旗を上げているからこそ、そう言う言葉が出るのです。仕事でも生活でもそうであるように、走る競技でも最初から諦めていたのでは、何も生まれては来ません。先ずは、負けを認め、周囲が認知し、どうすれば追いつくかを深く掘り下げて考える事で、私は変化が訪れると考えます。その為に、今まで積み上げて行った物を一度壊すくらいの勇気と覚悟も、これから必要だと私は考えます。

守られた世界、他を受け入れない世界、負けを認めない世界、そしてそこから這い上がろうとする感情が芽生えなければ、日本はきっと世界に追いつく事はないであろう。