兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

学校部活の崩壊とスポーツの新たな向き合い方

中学、高校での部活が子供の少子化、先生方の就業時間の増加、そして働き方改革を含めた世間の労働時間短縮への風潮に無理が生じて来ている。入りたい部活が学校には無い。そりゃそうですよね。1学年2クラス50人~60人しかない学校に20も30もの種類のクラブは成り立たない。クラブの種類が減少して当然の流れです。

 

そもそも学校の部活動は何の目的で行われているのか。学習指導要領にはこう書いてある。「スポーツや文化及び科学等に親しませ,学習意欲の向上や責任感,連帯感の涵養等に資するものであり,学校教育の一環として,教育課程との関連が図られるよう留意すること」(※涵養<かんよう>:自然にしみこむように、養成すること。無理のないようだんだんに養い作ること)と書いてある。要するに本来の目的だと授業を行う目的の補助的な役割にしか過ぎず無くても問題は無いと言う事です。

 

しかし、学校の部活動、とりわけ運動部においては、学校の名が売れる、指導者の名が売れる、やっている個人の名が売れると言った部活動を行う事で結果、そして利益を求めるものへとなってしまった。

 

その為、先を見据えない指導が蔓延し、スポーツの繁栄にブレーキをかけた状態になっているのです。

 

そして、本来の部活動の主旨とは外れた方向へとなっています。

 

スポーツを行う以上、記録や結果を求めるのは当然だと私も思う。しかし、早期に結果を求めるが故に、学校部活が勝利至上主義へと誘い、特に私のテリトリーの陸上競技長距離種目については低迷が続く。

 

私個人の考えですが、一度学校部活と言う物を解体し、そして廃止し、地域が地域のスポーツ団体と協力し合い、学校がその中でどう関わって行くかを可能な範囲で考えてみてはどうかと思う。

 

そこに、新たなスポーツの進化があるのでは無いだろうか…。