速ければ、強ければ、何をしても構わないと勘違いなアスリートは多くいる。私は教師でも無ければ教育者でも無いが、それは間違いであるとキッパリと断言する。人は競技者である前に一社会人である。社会には社会のルールがあり、競技人生は一生のうちのほんの一部に過ぎない。
周囲に悪態をついたり罵倒をあげたり、身内や他人の大切な人や物を心無く奪う行為、教わったり学んだりした恩を仇で返す行為、自分の利得の為には人を裏切る行為、挨拶なども些細な事ですがその一つではないでしょうか。
私は個性と言う我を捨てろと言う訳ではない。個性は競技者にとっても大切な一部ですし、社会人としても自分と言う者を表す大切な人間形成の一つだ。
自分さえ良ければと言う考え、それは最後に自分への災いとして返るだろう。
周囲に応援されない、困っても誰も助けてくれない、そんな後々の人生を歩む為にも、社会のルールやマナーの一線は外さない事だ。