兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

jogの効果について

皆さんは、ゆっくり走るjogについて軽視していませんか?

特に時間が限られている学校部活は効率優先で(本当は、非効率で遠回りになっている)、動き作りやスピード練習、そして筋トレや補強に重点を置き、時間を要するjogをおろそかにしていますよね。

速く走る=速くなるだけが方程式ではありません。

ここに、私のトレーニング理論の真意に迫るjogの効果についてを説明したいと思います。

色々な専門的文献や広告的過大評価をする文献には、小さな効果までを含めた多数の効果を挙げていますが、私が芯に考える効果は4点。

①一回の運動での心臓の拍動量を増やし、それによって酸素運搬量を高める。つまり、有酸素能力を高める。

②速い運動では、糖からエネルギーを供給しますが、jogだと脂肪燃焼からもエネルギーを供給する。そして、脂肪燃焼体質の改善へと繋がる。※太り難い体質へ

③完全休養よりも積極的休養の方が筋肉疲労への回復が早い。そんな積極的休養は人によって異なりますが、ゆっくりなjogを40分~60分で得られる。

④jogによる足の骨への刺激は、自己の体を守ろうとする生理学的な見地から、足の骨を強くし、丈夫な足を作りあげる。

この4点は地味で効果が表面上に現れません。しかし、特にジュニア時代には大事な事で、このjogを重要視したトレーニングを組んでいるかいないかで、体の丈夫さや、その後の陸上人生への影響、そして効率良くトレーニングが組める事をわかって頂ければと思います。

私のチームで順調にトレーニングしている方は、故障がないでしょう。そんなに追い込んでなくても、力を発揮しているでしょう。

まだまだ、立ち上げて間もないですが、ジュニアチームの中学生が、ここでシッカリとトレーニングを積めれば、体が成長した高校以降、ハードなトレーニングが積めて、大幅な効果が発揮すると私は信じています。