兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

補強や筋トレについて

私は知っていられる方ならご存知の通り、非筋トレ派です。解釈を間違えられると思うので説明しますと、長距離にとって筋トレや補強が効果がないと言っている訳ではなく、必要な動きだけに使う筋肉をピンポイントに鍛える事は知識をシッカリもっている方でないと難しいと考えています。

補強や筋トレを行っている指導者で、その知識をシッカリもって行っている方は少ないかと思います。

例えば超回復を狙った筋肉の回復には48時間要するので、毎日同じメニューの筋トレや補強はNGであったり、腕立て伏せ一つにしても手を置く位置一つで大胸筋を鍛えるか、上腕筋を鍛えるか、僧帽筋を鍛えるかが変わってきます。僧帽筋を鍛えますと腕の可動域を狭めるリスクが伴ってくるなど。

また、筋トレや補強の筋肉を使う動きが直線的なのに対し、走る動きに使う筋肉の動きが直線ではないので、必要な筋肉だけをコミットして鍛える事が容易ではないと考えます。必要でない筋肉を鍛えると重りとなる訳で…。

そこまで以上の知識をもって筋トレや補強を行っている指導者は少ないのではないかと考えます。

ですから、長距離に筋トレや補強をはめ込むのは無駄が多く難しいと私は考え、走る筋肉は走りながら鍛えるのが良いかと考えるのです。

もう一つ、冬場だけ行われる昔ながらのサーキットトレーニング、何故一年を通して行われないのでしょうか?もし効果を出す為に行うのであれば、通年行う必要があるでしょう。必要でないから冬しかしないのであれば、最初から冬もする必要はないのでは?