兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

昨日テレビ放送された山本篤選手の特集から感じた事

リオパラリンピック陸上競技の幅跳びで銀メダルに輝いた山本篤さんの特集が昨日テレビ放送でありました。彼は、左足を特殊な義足を上手く使いこなし、幅跳びで好成績を残しているのですが、その使いこなしに、私達長距離種目のスピードを乗せる体の使いこなしの糸口を見たような気がします。

片側が義足な為、普通の選手であれば義足側に掛かる荷重が義足でない側の足に比べて極端に低く、記録を落としてしまうのですが、彼は左右の荷重の差を抑えて走る技術を習得する事で、スピードを上手く活かせるようになったそうです。

その上手く活かせるようになったポイントが、2点。①腰に体を乗せる事と②足の着地ポイントを体の真下で捕らえる事でした。

①の意図する意味とは、足に体重をシッカリ乗せる事で、その反発力を大きなものにし、スピード力に変えると言う事です。

②の意図する意味は体の真下で荷重を捕らえる事で、その反発力を分散する事なく、効率的に回すと言う事です。

これら2点は普段から私が話をしている「地面を押す」と「体の真下での着地」と同じ事であり、スピードを乗せる為の体の使い方についての確信につながったのではないかと昨日の放送の内容から私は思った次第です。