兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

陸上においての学校部活の限界

今の陸上競技会の低迷と中学生の子供達の指導に携わり、大きな改革がない限り、学校部活では今後も世界との開きを大きく感じました。
そもそも、学校部活は教育の一環で行われていて、競技向上よりも団体生活の修練の場を重きに置かれている所があります。
ですから、教える側と教えられる側に上下の関係が発生します。利にかなった指導をされている場合、この関係は問題ないのですが、教える側の指導力の低迷、間違った指導の強制に対して、理不尽にも反論する余地がありません。
例えば、教えられる側に故障が起きれば、一歩離れた私などは、教える側に対して「あなたのせいでしょう」と指摘するのですが、上下関係があるが為に、知らん顔、強いては故障した本人に怒鳴り散らす方もおらっしゃるとか…。故障は当たり前と考える可笑しな方もおらっしゃいます。
これでは、強くなる前に終わってしまったり、競技を楽しむ事が出来なくなり、バーンアウトされる方も出るはずです。今の子供達は、現在の社会環境から昔に比べてより繊細で、しかしハマれば大きく変わる要素を持っています。
競技面の向上を重きに置くのであれば、もはや学校部活では無理になって来ているのではないでしょうか。あくまで教育の一環と捉えるのであれば、私共のようなクラブチームでの育成にシフトする方が、将来の競技向上に繋がるかと私は思います。あくまで競技向上を重きに置く場合ですが…。