私は中学から現在まで陸上競技を続けていますが、中学~大学2年途中まで成長痛を除けば大きな故障をした事がありません。おそらく指導者も考えてくれていたんでしょうし、私自身も無理する前に本能的にセーブしていたのだと思います。確かに大食漢だったので食べるものはシッカリ食べ、今で言う静的ストレッチやマッサージ、そしてその当時に近場で流行っていたエアサロ(エアーサロンパス※久光製薬)で体のケアは入念だった気がします。走る環境も、野球部とサッカー部のボールをかいくぐる中での、ほぼ土のグラウンドだけの練習でしたし、そしてレースも少ない!県大会に出られなければ、本当にレースは限られていたと思います。要するに故障しない環境で競技生活をやれていたのだと、今となっては感じます。
それを思うと今の中学生、高校生の子供達は強くなればなる程、故障のリスクが大きくなる環境の中にほりこまれているのでしょう。もちろん怪我や故障するのには、自分自身の意志の甘さ、知識不足も否めません。
さて、じゃあ故障したらどうする?
やってしまったら、後悔しても仕方のない事、悔やんだからと言って後には戻れません。
まずは、早く治す事に専念する事。そしてせっかく嫌でしょうが身をもって経験した事なのだから、どうすれば故障する、どの状態になったら故障する、と言う事を頭に叩き込み、次は起こさないようにする事です。
そして一番大切な事は腐らない事です。
走るのは好きなんだろう。強くなりたいんだろう。大きな夢を持っているんだろう。
良い時もあれば悪い時もある。それが競技生活であり、競技人生。出来るだけ悪い時を少なくするように考え、勉強し、前向きにポジティブに今の自分と向き合って行こうよ!