テニスでは、速いラリーの中で、瞬時にどこにボールが到達するかを察知し、次の一手が出されます。そこには、日々のトレーニングの積み重ねで、そこでは意識的に行われていたとしても、無意識レベルにまで反復を繰り返す事で、その精度が高まっているのである。
それは走ると言う単純作業の中長距離についても同じ事が言える。日々のトレーニングで理想のフォームをイメージしながら、様々な場所やスピードで走り込む事で、無意識レベルに自分にあった理想のフォーム(走り)へと近づくのである。
無論、積み重ねれば積み重ねる程、精度が増すと言う訳である。
そう言う訳で、脳神経的見地から考えても練習量を落として質を上げる練習のやり方は、私からするとどうなんだろうと考えてしまう訳です。
故障やケガを恐れて量を落として質を上げているのであれば、そうした事で実際故障が減っているのかと言う話である。
量を走っても、やり方一つで故障やケガは防げるし、逆に体を丈夫にする事も分かって頂きたい。
私のクラブでは、そう言う考えの元でこれからも指導して行きたい。