動き作りをすれば、大きな効果が得られると世間全般の方々は思いがちです。実際、多くの指導者が30分以上の時間を掛けて、動き作りにエネルギーを注いでいます。
確かに、効果が無いとは言いません。体力的に完成の域に達した方が、もう一伸びする為の手段として、少し時間を掛けてやるべき事かも知れません。
しかし、まだまだ体力的な発展が望める中学生・高校生に、動き作りで時間を割くのは、本当に時間の無駄です。
それほど、劇的な変化は無いからです。
フォームの確認は、普段のウインドスプリントや、jogの時に少し意識すれば良い事です。
30分も動き作りに時間を割く位なら、その分の30分を余分にjogする方が有酸素能力の向上に効果的ですし、疲労が大きい時は、リフレッシュに使う方が少しでも早く超回復に繋がります。
時間を沢山お持ちの方は、どうぞ動き作りに力を注がれると良いかと思います。
中学・高校の指導者で、特に強豪校などで、私は動き作りに力を注いでますと言うような指導者もおりますが、本当にこの世代に何をすべきかと言う優先順位は、果たして理解出来ているのだろうかと、今日私は考えてしまいます。