兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

走るのに使われるエネルギーについて

ちょっとお勉強です。走るのに使われるエネルギーって何でしょうか?

正解はリンです。

エネルギー回路、アデノシン3リン酸がアデノシン2リン酸に変化する事で、リンがエネルギーとして、放出されます。

では、そのエネルギーを放出するのに使われる運動には、どんな運動があるのでしょうか?

一般に無酸素運動(本当は無酸素ではないのですが)と呼ばれるATP-CP系と解糖系、そして有酸素運動と呼ばれる酸化系の3種類から成ります。

エネルギーの使用できる時間は人それぞれ異なりますが、ATP-CP系で約10秒、解糖系で1分、それ以上となると有酸素運動(酸化系)となると言われていますので覚えておきましょう。

要するに800m以上となると、必ず有酸素運動を利用するという事です。

今、この観点の知識を知らずして、経験だけで指導される監督やコーチが多々おられます。

私からするとホンマものでは無いですね。監督やコーチ選びの際は参考にして見て下さい。

ただし、理論は常に運動生理学の進歩とともに変化して行きます。なので、この考え方が変わる日が訪れるかも知れません…。