兵庫RC(ランニングクラブ)

小学生から大人まで幅広い層のチームでの様々な連絡や報告、そして私の考え方や理論を上げて行きます。

日本の陸上競技、長距離について考える。

陸上競技の長距離を高校・大学と見ていると、強豪校と言われる学校の学校も指導者も、そして中にいる部員も駅伝を中心に動いているような気がします。いや、動いているでしょう。

メディアも大きく取り上げますし、学校の名声や指導者の地位も上がるでしょうしね。走る個人も、駅伝に参加する事で満足を得る。

はたして、それで良いのでしょうか。

陸上競技は、リレーを除けば本来個人競技です。トレーニングで個の力を高め、仲間やライバル達と切磋琢磨し、個での勝負に挑む。それが陸上競技です。

また、駅伝と言うのは、ほぼ日本だけで行っている競技と言っておかしくはありません。ある意味、相撲とかと一緒で伝統文化に近いように思いませんか?

そう考えると、純粋に陸上競技の長距離種目を行っている世界の選手に対して、駅伝と言うものを中心に考え、片手間で陸上競技の長距離種目を行っている日本人が勝てると思いますか?

陸上競技部ではなく駅伝部って名前が付いている所もありますよね。

つまり、そう言う事です。

はじめから、意識の違いで日本は世界に負けているのです。

だからと言って、駅伝に参加するなとは言っていません。陸上競技の長距離を走る選手、陸上競技の長距離に携わる人々、そして陸上競技の長距離を応援する人々、それらの人々の優先順位が、個人で走る陸上競技の長距離種目の後に駅伝が来るよう意識を変えて頂きたい。

全体の競技への意識がそう傾き出した時に、初めて世界と戦えるスタートに着くと私は考えます。

そう思いませんか?